「美味しい」から、お腹の底の「うまい!」へ
- “0”のイメージフィットネス

- 7月16日
- 読了時間: 3分
身体の感覚を呼び覚ます瞑想のすすめ
こんにちは。
ここ白州の森では、木々の葉が風に揺れる音や、鳥たちのさえずり、そして焚き火のはぜる音が、いつも優しく私たちを包み込んでくれています。
日々、忙しい都会の時間のなかで暮らしていると、私たちはどうしても「頭(思考)」ばかりを使いがちになります。 次は何をしようか、これは自分にとって正しい選択だろうか、効率よく進めるにはどうしたらいいか。 そうやって頭のなかが忙しいノイズでいっぱいになっているとき、私たちの身体は置き去りになってしまっているのかもしれません。
今日は、私たちが提案しているウェルネス瞑想「LMM(ルミナス・メディテーション・メソッド)」の根幹にある、とてもシンプルで、けれど人生をガラリと変えてしまうほどの「感覚のシフト」についてお話しさせてください。

「美味しい」と「うまい!」の違い
みなさんは、目の前にある大好きなものを食べるとき、どんなふうに味わっているでしょうか。
・「これはオーガニックで身体にいいから、美味しい」 ・「高名なシェフが作ったものだから、美味しい」
それは、どこか頭のフィルターを通して「分析」や「評価」をしている状態に近いかもしれません。 頭で食べる「美味しい」は、外側にある対象を消費しているに過ぎないのです。
けれど、本当に心も身体も緩んで、自然のなかに身を置いているとき。 一口の食べ物を口に含み、じっくりと咀嚼し、その舌触り、香り、喉を通る温かさを全身で受け止めたとき、お腹の底(丹田)から湧き上がってくる言葉があります。
「うまい!」
この「うまい!」という野性的でダイレクトな歓び。 ここには、一切の思考のノイズがありません。 お上品な分析を飛び越えて、身体中の細胞ひとつひとつが「いま、ここ」にある豊かさと完全に響き合い、生命そのものが歓びで満たされている瞬間です。
対象を消費するのをやめて、味わうプロセスそのものになる
LMMの根幹にあるのは、まさにこの、
「頭(思考)」から「身体(感覚)」へのシフト
に他なりません。
外側にある素晴らしい何か、たとえば特別なエネルギーや、特別な環境という「対象」を追いかけ、消費しようとするのを一度やめてみる。 そして、ただ、いま自分の身体が受け取っている「味わい(プロセス)」そのものと、ひとつに溶け合ってみるのです。
「美味しい」という頭の評価から、 全身の細胞がとろけるような「気持ちいい」という体感へ。 そして、お腹の底から命が躍動する「うまい!」という野生の目醒めへ。
そうやって身体のセンサーをひらいていくと、あなたの身体はただの肉体ではなく、宇宙の豊かなエネルギーをそのまま受け取る、美しく静かな「神殿」へと変容していきます。

森のなかで、自分という器を調律する
白州の森のなかで行うLMMリトリートでは、難しい専門用語や、厳しい修行のようなことは一切行いません。
まずは動物のように身体をブラブラと揺らして、余計な力を抜き、クラゲのように重力に身を委ねることから始めます。 頭に上りきってしまったエネルギーを、トントンと足元へ、そして大地へと下ろしていく。
そして、ただ静かに「味わう」ことの心地よさに、身体ごと浸っていきます。
サウナを上がったあとの、風の気持ちよさ。 焚き火の火を見つめているときの、じんわりとした温かさ。 淹れたてのコーヒーを口にしたときの、お腹の奥に染み渡る深み。
あなたの身体が「気持ちいい」と緩み、お腹の底から「うまい!」と囁くとき、心身は本来のクリアで美しい調律を取り戻しています。
何かを付け足す必要はありません。 ただ、いまここに絶え間なく流れている宇宙の豊かさを、あなたの細胞すべてで「受け取り、味わい尽くす」だけでいいのです。
この森の静寂のなかで、いつでもあなたの身体の扉を開けて、お待ちしています。




コメント